(電子書籍出版代行サービス )2025年2月26日発行
Kindle版 500円(税込)
近年、人事管理の中でデータ分析による現状把握が静かに進行している。情報技術の発達と人事管理の重要性の再認識から、人事の状態を客観的、定量的に判断しなければならないという機運が浸透し始めてきた。以前に比べれば人事を議論するときに、例えば労働生産性、女性管理職比率、男性育休取得率などが普通の会話の中に出てくるようになった。これはよい傾向であり、これからももっと発展しなければならない。
一方このようなブームの中で、正しくない理解がされている指標も多くある。しかもそれがこの情報社会の中で、正しい指標だと拡散されている状態だ。重要な人事指標の誤った解釈は、重要な経営判断にマイナスの影響を与えるだろう。
本書は重要な人事指標の中で、より正しい理解をするべき指標についての解説をするものだ。指標体系的に議論するのではなく、間違えて流布されている指標を個別に取り上げる。経営に貢献する人事として現在のデータ重視ブームは歓迎されるものだが、どうしても認識を正さなければならない指標に、正しい解釈認識を提供することが目的で執筆した。この書籍により人事管理がさらにレベルアップをすることを願っている。